はかりの検査
2010年06月04日
3ヶ月ぶりの美容院
2010年06月03日
3ヶ月ぶりに(正確には3ヶ月半)髪の毛を切りに行きました。
他業者さんとお話するのは結構おもしろいので、美容院へ行くのは好きなのですが、先月はどうしても時間を取ることが出来ずやっと今日実現したわけです(先月行ったとしても・・・2-3ヶ月ぶり?)。
最近通っている(3ヶ月ぶりですが)美容院、古い商店街の中にあるものの比較的きれいで広いところです。でも、今日伺うと、なんと開店以来60-70年経っているとか! たしかに名前は○○美容室、と古めかしい名前ですが、それにしてもそんなに時を重ねていたなんて!! ふと周りを見渡すと、隣には小学生の女の子、斜め向かいには若い兄ちゃん、会計をしているおばあちゃんは歩行器を押しながらの優しそうなおばあちゃん。まさに老若男女が訪れる美容院・・・でもそれにしてもそんなに歴史を重ねていたなんて!!!最高年齢は「90歳だったか、100歳だったか・・・」す、すごい!
いろいろコミュニティーペーパーでお店の名前を見ていたのですが、今の社長さんがあちこちいろいろ広告を積極的に出しているとか。でも、40年来のおなじみさんもいらっしゃるとか。「社長さんって、やっぱり経営オンリー?」と伺うと「隣でカットしていますよ。」と。ふと見ると周りのスタッフと寸分違わず普通に働いている若い男性でした。へ? 30歳台で、2代目さんだそうです。すごいなー、現場で仕事をしながら経営もしっかりされているんだなー。
スタッフはどの人もとてもしっかりやさんです。髪の毛を乾かしてくれている時に突然「ちょっとすみません!」と行って席を離れると、他の席の床に落ちている髪の毛をささっときれいに集めていました。ふと目に入ったのでしょうね。ざっくり仕上げると「おまたせしました!」と。その素早さに「すごいなー!偉いですね−!」パチパチパチっ・・・。髪を洗ってくれた人はまだ日も浅い新人さん風でしたが、時間はかかるものの丁寧で、シャワー湯の当て方はきっとずいぶん仕込まれたのでしょうね、耳をぬらすこともなくとても心地よいモノでした。
最近、担当の方が変わったのですが、根本に流れている安心感は変わりありませんでした。個人的な素質だけでなく、お店そのものに流れる理念が浸透しているのでしょうね。すごいなー。こんなふうになりたいものですねー。
というわけで、3cmほど短くなりました。色も乗せたんですよ〜。
これまで何度も髪色を変えていたのですが、スタッフも夫も誰も全く気づいてくれませんでした。
努力を認めてもらえないのは本当に寂しいものです(努力といっても椅子に座っていただけですが)。
今日は2時間30分ほどじっと座って時間をかけましたので、悔しいから自分から告白です。
「髪を切って染めたんですよ。来院された時には気づいてくださいねー。」
希望したオレンジ〜ゴールド色に、少し今風のミルクティー色をmixしてくれたそうです。
まともにそれだけの色だと「渋谷の若者の中で流行中」の色になるとか。
・・・自分では、全く分かりませんけど。
でも、本当にさっぱりしました。
他業者さんとお話するのは結構おもしろいので、美容院へ行くのは好きなのですが、先月はどうしても時間を取ることが出来ずやっと今日実現したわけです(先月行ったとしても・・・2-3ヶ月ぶり?)。
最近通っている(3ヶ月ぶりですが)美容院、古い商店街の中にあるものの比較的きれいで広いところです。でも、今日伺うと、なんと開店以来60-70年経っているとか! たしかに名前は○○美容室、と古めかしい名前ですが、それにしてもそんなに時を重ねていたなんて!! ふと周りを見渡すと、隣には小学生の女の子、斜め向かいには若い兄ちゃん、会計をしているおばあちゃんは歩行器を押しながらの優しそうなおばあちゃん。まさに老若男女が訪れる美容院・・・でもそれにしてもそんなに歴史を重ねていたなんて!!!最高年齢は「90歳だったか、100歳だったか・・・」す、すごい!
いろいろコミュニティーペーパーでお店の名前を見ていたのですが、今の社長さんがあちこちいろいろ広告を積極的に出しているとか。でも、40年来のおなじみさんもいらっしゃるとか。「社長さんって、やっぱり経営オンリー?」と伺うと「隣でカットしていますよ。」と。ふと見ると周りのスタッフと寸分違わず普通に働いている若い男性でした。へ? 30歳台で、2代目さんだそうです。すごいなー、現場で仕事をしながら経営もしっかりされているんだなー。
スタッフはどの人もとてもしっかりやさんです。髪の毛を乾かしてくれている時に突然「ちょっとすみません!」と行って席を離れると、他の席の床に落ちている髪の毛をささっときれいに集めていました。ふと目に入ったのでしょうね。ざっくり仕上げると「おまたせしました!」と。その素早さに「すごいなー!偉いですね−!」パチパチパチっ・・・。髪を洗ってくれた人はまだ日も浅い新人さん風でしたが、時間はかかるものの丁寧で、シャワー湯の当て方はきっとずいぶん仕込まれたのでしょうね、耳をぬらすこともなくとても心地よいモノでした。
最近、担当の方が変わったのですが、根本に流れている安心感は変わりありませんでした。個人的な素質だけでなく、お店そのものに流れる理念が浸透しているのでしょうね。すごいなー。こんなふうになりたいものですねー。
というわけで、3cmほど短くなりました。色も乗せたんですよ〜。
これまで何度も髪色を変えていたのですが、スタッフも夫も誰も全く気づいてくれませんでした。
努力を認めてもらえないのは本当に寂しいものです(努力といっても椅子に座っていただけですが)。
今日は2時間30分ほどじっと座って時間をかけましたので、悔しいから自分から告白です。
「髪を切って染めたんですよ。来院された時には気づいてくださいねー。」
希望したオレンジ〜ゴールド色に、少し今風のミルクティー色をmixしてくれたそうです。
まともにそれだけの色だと「渋谷の若者の中で流行中」の色になるとか。
・・・自分では、全く分かりませんけど。
でも、本当にさっぱりしました。
こども手当の使い道は?
2010年06月02日
こども手当の支給が始まったそうですね。ウチの愛息子は人間ではないのでその支給の恩恵にあずかることが出来ないのですが、なんだかちょっと気になっています。月額2万6千円、しばらくはその半額だとか。今朝、出かける前に見ていたテレビのニュースでは「こども手当は何に使う?」というインタビューがあり、「ディズニーランドへ連れて行く」「洋服を買う」「おいしいモノを食べに行く」と、ある意味ありきたりな返事ばかりでした。う〜ん、何だかなぁ・・・
以前、小児科医の中で話に上ったのがこのこども手当をクーポン化したらどうかというアイデアです。医療費関係のみに使えるというもの。結局現実的ではなかったようですが、個人的には「グッドアイデア!」と思ってしまいました。特に小さなこども達の予防接種のお金、これです、これ。こども手当を予防接種に使っていただけたらどんなにうれしいか!
残念ながら、本当にワクチンのお金は高いのです。ワクチンそのものがメチャ高!なのですが、実際にはそれだけでなく、針や注射器、アルコール綿、絆創膏(ウチでは使っていません。皮膚がかぶれるし、副反応の判断が難しくなるし、はがすのが痛いし・・・)とかのお金もかかるのです。そして人件費、光熱費・・・etc.etc。正直こんなことは開業するまで考えたこともなかったのですが、かといって大安売りばかりしてクリニックがつぶれてしまったらえらいこっちゃです。・・・そうなんですよねぇ。「一人でも多くのこども達に受けていただきたい」とぎりぎりの値段を提示しているつもりですが、こども達のご家庭にとってはかなりの負担になることは間違いありません。全国で次々と地方自治体がお金を出してくれているようですが、予算がつかないとなかなか難しいのが現状でしょう。
でも、共働きのご家庭も多い中、実際にその病気にかかってしまったら本人のみならずご両親のどちらかが休まざるを得なくなってしまいます。これは意外に大損害!です。また、予防接種を受けないでその病気にかかってしまったら・・・その合併症のおこる確率は予防接種と比較にはならないほど高いのです。さらに、予防接種をうけることでその病気の流行を押さえることが出来る、撲滅することも出来る!・・・そういった社会的な効果もとても重要なのです。予防接種はたくさんの意味を含んでいます。とても大事なのです。
病気にかからないことがうれしいのは言うまでもありません。でも・・・高い! そんな中で役に立てて欲しいのが「こども手当」と思うのです。年齢的にとりあえず受けるべき予防接種がないこども達はディズニーやUSJとかへ行くのもいいでしょう。おもちゃを買うのもいいでしょう。でも、小さな子供達へのヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン、水ぼうそうにおたふく風邪、そして大きな子供達へのインフルエンザや子宮頸がん予防ワクチン、そのあたりにちょいとこのこども手当を充ててみるのはいかがでしょう?
子育てにはお金がかかります。でもその中で予防接種をうけさせることは塾やスイミングなどよりもとても意味があり重要なことです。こども達の洋服を買いに行く前に、ちょこっとどまってこども手当の有意義な使い方をご検討いただけたらと思います。
以前、小児科医の中で話に上ったのがこのこども手当をクーポン化したらどうかというアイデアです。医療費関係のみに使えるというもの。結局現実的ではなかったようですが、個人的には「グッドアイデア!」と思ってしまいました。特に小さなこども達の予防接種のお金、これです、これ。こども手当を予防接種に使っていただけたらどんなにうれしいか!
残念ながら、本当にワクチンのお金は高いのです。ワクチンそのものがメチャ高!なのですが、実際にはそれだけでなく、針や注射器、アルコール綿、絆創膏(ウチでは使っていません。皮膚がかぶれるし、副反応の判断が難しくなるし、はがすのが痛いし・・・)とかのお金もかかるのです。そして人件費、光熱費・・・etc.etc。正直こんなことは開業するまで考えたこともなかったのですが、かといって大安売りばかりしてクリニックがつぶれてしまったらえらいこっちゃです。・・・そうなんですよねぇ。「一人でも多くのこども達に受けていただきたい」とぎりぎりの値段を提示しているつもりですが、こども達のご家庭にとってはかなりの負担になることは間違いありません。全国で次々と地方自治体がお金を出してくれているようですが、予算がつかないとなかなか難しいのが現状でしょう。
でも、共働きのご家庭も多い中、実際にその病気にかかってしまったら本人のみならずご両親のどちらかが休まざるを得なくなってしまいます。これは意外に大損害!です。また、予防接種を受けないでその病気にかかってしまったら・・・その合併症のおこる確率は予防接種と比較にはならないほど高いのです。さらに、予防接種をうけることでその病気の流行を押さえることが出来る、撲滅することも出来る!・・・そういった社会的な効果もとても重要なのです。予防接種はたくさんの意味を含んでいます。とても大事なのです。
病気にかからないことがうれしいのは言うまでもありません。でも・・・高い! そんな中で役に立てて欲しいのが「こども手当」と思うのです。年齢的にとりあえず受けるべき予防接種がないこども達はディズニーやUSJとかへ行くのもいいでしょう。おもちゃを買うのもいいでしょう。でも、小さな子供達へのヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン、水ぼうそうにおたふく風邪、そして大きな子供達へのインフルエンザや子宮頸がん予防ワクチン、そのあたりにちょいとこのこども手当を充ててみるのはいかがでしょう?
子育てにはお金がかかります。でもその中で予防接種をうけさせることは塾やスイミングなどよりもとても意味があり重要なことです。こども達の洋服を買いに行く前に、ちょこっとどまってこども手当の有意義な使い方をご検討いただけたらと思います。
6月だ、がんばらなくちゃ。
2010年06月01日
やっと6月です。
5月は自分の風邪ひきから愛息子の急病に至るまで、本当にいろいろとネガティブなことが多かったので、なんだか「何もせずに終わった5月」という印象です。月が変わり、クリニックの中にあるカレンダーのページを変えて、情報ファイルもバージョンをなんとか変えて、「さぁて、気分一新!」といった感じです。今日は不思議と朝からやるべきことが次々と頭にうかんできたので、メモ用紙を「To Do リスト」にして書き留め、とにかく片っ端からこなしていきました。5月中のツケを取り戻している感じです。
今とても迫っている「締め切り」が、今週金曜日に行う予定のスタッフミーティング、その準備です。毎月行っているのですが、5月はポリオ月間だったため中止、今回は2か月分の内容となりますので話し合うべきことはたくさんあります。でも、逆に今回は大切な連絡事項だけにとどめ、ここでもう一度私のクリニックへの思いを伝えようかとも思っています。細かいことにぐちゃぐちゃお小言を並び立てるより、こどもクリニック北がどのようなことをめざしているのか、その辺をもう一度伝えておいた方がいいかな、とも思うのです。
忙しい日々の中で自分自身が忘れかけていたことなのかもしれません。自分はどういう思いでクリニック開業を決意したのか。もちろん、始める前と今とずいぶん変わってきています。しかも特に先月は体調不良で「それどころじゃないよ〜、とにかく今日1日をのりこえなくちゃ〜」という状況でした。でもだからこそ、もう一度見つめ直して、見直して、ぼやけた目標をきちんとクリアにしていこうかな、と思うのです。院長がボケてると、スタッフもきっと迷いますよね。このままだとクリニックはボケボケだぁ・・・。
身体が資本。健康が大事。5月はとても実感しました。
エンストした車をもう一度起動させる、そんな気持ちで6月をすごそうと思っています。
あー、ガソリンがない〜!バッテリーも上がってるぅ〜!・・・なんてことはないはず、です、たぶん。
5月は自分の風邪ひきから愛息子の急病に至るまで、本当にいろいろとネガティブなことが多かったので、なんだか「何もせずに終わった5月」という印象です。月が変わり、クリニックの中にあるカレンダーのページを変えて、情報ファイルもバージョンをなんとか変えて、「さぁて、気分一新!」といった感じです。今日は不思議と朝からやるべきことが次々と頭にうかんできたので、メモ用紙を「To Do リスト」にして書き留め、とにかく片っ端からこなしていきました。5月中のツケを取り戻している感じです。
今とても迫っている「締め切り」が、今週金曜日に行う予定のスタッフミーティング、その準備です。毎月行っているのですが、5月はポリオ月間だったため中止、今回は2か月分の内容となりますので話し合うべきことはたくさんあります。でも、逆に今回は大切な連絡事項だけにとどめ、ここでもう一度私のクリニックへの思いを伝えようかとも思っています。細かいことにぐちゃぐちゃお小言を並び立てるより、こどもクリニック北がどのようなことをめざしているのか、その辺をもう一度伝えておいた方がいいかな、とも思うのです。
忙しい日々の中で自分自身が忘れかけていたことなのかもしれません。自分はどういう思いでクリニック開業を決意したのか。もちろん、始める前と今とずいぶん変わってきています。しかも特に先月は体調不良で「それどころじゃないよ〜、とにかく今日1日をのりこえなくちゃ〜」という状況でした。でもだからこそ、もう一度見つめ直して、見直して、ぼやけた目標をきちんとクリアにしていこうかな、と思うのです。院長がボケてると、スタッフもきっと迷いますよね。このままだとクリニックはボケボケだぁ・・・。
身体が資本。健康が大事。5月はとても実感しました。
エンストした車をもう一度起動させる、そんな気持ちで6月をすごそうと思っています。
あー、ガソリンがない〜!バッテリーも上がってるぅ〜!・・・なんてことはないはず、です、たぶん。
気になる存在・・・「お父さん」
2010年05月31日
愛息子のことが気になる一日、でも逆に診療に集中出来ました。ミスをしたらその分時間がかかるからと思い、集中集中。午前中の診療が終わったらとにかくダッシュで自宅へ帰りました。往復の時間を考え、予防接種外来が始まる時間を考え、ざっくり15分ほどしか様子を見ることは出来ませんでしたが、思いの他ご飯も食べ、動いていて、とてもほっとしました。無理して時間を作って良かった!! 夜も、20時までやっている動物病院が近くにあることを調べ、一目さんに帰宅して車をほとんど路駐のまま自宅へ飛び込んだのが19時46分。「ご飯全部食べてるじゃん!走ってる!」・・・結局受診をやめて様子をみることにしました。
これがまた大変なおまけ付きです。ほっとして車を正規の駐車場に入れようとして・・・ガリガリガリっ! 車をマンションの壁にこすってしまいました。私がこの愛車を壁にこすりつけるなんて初めてです!・・・大事にしていたのに!
なんだかほんとうにお金のかかる息子ですな。でも不思議とまだ車に傷が入ったことのショックは感じていないのです。何より愛息子が元気になってきたことがうれしくて。感じるのは数日後かもしれません。
そんな私事の大事件の中、思うことがありました。
最近、特に土曜日にはお父さんがこどもをクリニックへ連れてくることがとても多くなっています。普段から関わっているお父さんも多いのですが、ほとんどはお母さんのメモを差し出し「いやぁ、僕はよく(どんな様子なのか)分からないのですが。」と、質問にも何も答えられないお父さんが多い多い。こどもを診察するときも不器用な抱き方でちょっぴり笑ってしまいます。
今回の愛息子の夜間救急受診で、夫の行動がまさにそうだったのです。獣医師に呼ばれても待合に座ったまま。結果説明を聞くときは思わず「一緒に来てよ!」と強制。愛息子への声かけもふと気がつけば私だけ。世の中のお父さんといっしょやな、なんて思っていました。
ところが。今日夫は勤め先の当直なのですが、だからということもあり私は昼間に無理して自宅へ戻ったのですが、なんと驚いたことにほぼ同じ時間に夫も帰ってきたのです。お互いにびっくり。夫は愛息子の頭をなでて「○んこ、してるじゃん。良かった。じゃぁ、行くわ。」ととんぼ返り。この素っ気ない、でもうれしい行動はまさによく見かける近頃のお父さん的。不器用だけど本当はとても心配している愛情あふれたお父さん。クリニックへちょこちょこ見られるお父さんそのものでした。へぇ・・・。
実は先日、おすすめ図書としてクリニックへおいている「子育てハッピーアドバイス」という本の続編、「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」を読んだところです。少し女性目線(書かれたのは男性ですが)な感じがしないでもないですが、ちょっとおもしろい目線にたった本です。数日内にクリニックへ置いてみようと思っています。感想を伺いたいですね。
最近気になるお父さんの存在。お母さんが多いクリニックの中で、また普段扱い慣れないこどもと二人ででどのように過ごされるのか、その中でどのようにしてお父さんの存在・役割の大切さをお伝えすべきか。・・・土曜日の診療は、お母さん目線だけでなく、お父さん目線もとても大事なのです。働くお父さんが、普段上手に出来ないこどもの相手をどのようにしているのか、時間があればじっくり観察してみたいですね。
ちなみにウチの夫は怖くて(たぶん)、愛息子を抱くことが出来ません。まず間違いなくかまれるか逃げられるか、ですね。お父さん達の多くはそうなのかもしれません。でも、愛息子は間違いなくお父さん(夫)のことは大好きです。おもしろいなぁ・・・。
お父さんって、おもしろい存在です。最近、とても興味あります。
これがまた大変なおまけ付きです。ほっとして車を正規の駐車場に入れようとして・・・ガリガリガリっ! 車をマンションの壁にこすってしまいました。私がこの愛車を壁にこすりつけるなんて初めてです!・・・大事にしていたのに!
なんだかほんとうにお金のかかる息子ですな。でも不思議とまだ車に傷が入ったことのショックは感じていないのです。何より愛息子が元気になってきたことがうれしくて。感じるのは数日後かもしれません。
そんな私事の大事件の中、思うことがありました。
最近、特に土曜日にはお父さんがこどもをクリニックへ連れてくることがとても多くなっています。普段から関わっているお父さんも多いのですが、ほとんどはお母さんのメモを差し出し「いやぁ、僕はよく(どんな様子なのか)分からないのですが。」と、質問にも何も答えられないお父さんが多い多い。こどもを診察するときも不器用な抱き方でちょっぴり笑ってしまいます。
今回の愛息子の夜間救急受診で、夫の行動がまさにそうだったのです。獣医師に呼ばれても待合に座ったまま。結果説明を聞くときは思わず「一緒に来てよ!」と強制。愛息子への声かけもふと気がつけば私だけ。世の中のお父さんといっしょやな、なんて思っていました。
ところが。今日夫は勤め先の当直なのですが、だからということもあり私は昼間に無理して自宅へ戻ったのですが、なんと驚いたことにほぼ同じ時間に夫も帰ってきたのです。お互いにびっくり。夫は愛息子の頭をなでて「○んこ、してるじゃん。良かった。じゃぁ、行くわ。」ととんぼ返り。この素っ気ない、でもうれしい行動はまさによく見かける近頃のお父さん的。不器用だけど本当はとても心配している愛情あふれたお父さん。クリニックへちょこちょこ見られるお父さんそのものでした。へぇ・・・。
実は先日、おすすめ図書としてクリニックへおいている「子育てハッピーアドバイス」という本の続編、「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」を読んだところです。少し女性目線(書かれたのは男性ですが)な感じがしないでもないですが、ちょっとおもしろい目線にたった本です。数日内にクリニックへ置いてみようと思っています。感想を伺いたいですね。
最近気になるお父さんの存在。お母さんが多いクリニックの中で、また普段扱い慣れないこどもと二人ででどのように過ごされるのか、その中でどのようにしてお父さんの存在・役割の大切さをお伝えすべきか。・・・土曜日の診療は、お母さん目線だけでなく、お父さん目線もとても大事なのです。働くお父さんが、普段上手に出来ないこどもの相手をどのようにしているのか、時間があればじっくり観察してみたいですね。
ちなみにウチの夫は怖くて(たぶん)、愛息子を抱くことが出来ません。まず間違いなくかまれるか逃げられるか、ですね。お父さん達の多くはそうなのかもしれません。でも、愛息子は間違いなくお父さん(夫)のことは大好きです。おもしろいなぁ・・・。
お父さんって、おもしろい存在です。最近、とても興味あります。

(医)こどもクリニック北
理事長 北 知子
〒565-0862
吹田市津雲台1-1-4
リーザス南千里2階
TEL:06-6836-0896
FAX:06-6836-0898

吹田市では日時や場所が指定されてきます。で、そこにはかりを持ってこい、と。これがまた微妙な距離の場所でした。ちょっと坂道を下ったところ(帰りは上り坂)ですが、車でいくには立体駐車場から車を出すのが面倒なくらいの距離なのです。歩くには地図をみて「う〜ん」と唸る距離(てぶらなら全然OKなのですが)。また、赤ちゃんの体重計(ベビースケール)がその対象になっていたのですが、これがまた微妙な重さなのです。持てないわけではないんだけど、入れる大きな袋はないし、台車にのせてガタガタ行くのも壊れそうだし。小脇にかかえるには大きすぎるし。
悩んだあげく、たまにはヘルシーにと思い、歩いて持っていくことにしました。14時過ぎ、少し暑い日差しの中を機嫌よくてくてく。数分で「持ちにくいな〜」とちょっとぶつぶつ、歩き始めて5分くらい経つと「車で行けばよかった!」とぶーぶー。右手と右腰で支え、今度は左手と左腰に代えて・・・「あーん、もうっ!」なんて心の中で自分に腹を立てながらでやっと到着しました。実際にはたぶん10分くらいかと。
おっちゃん達が数名、「ごくろうさん!」とにこやかに対応してくださり、ものの数分でチェック終了。「これは、新品やね、新品はタダ!」とのこと。「重かったやろ〜。」「また持って帰るのしんどいわ〜。」「車で来たんやろ?」「うぅん、歩いて持ってきたんよー。」「ひぇー、そりゃあしんどいな〜。この兄ちゃん(一人だけいた若者)に持ってってもらい〜な。」「いいよいいよ、ダイエットダイエット!今度は車で来ま〜す。」なんて、八百屋のおっちゃんとの会話みたいに和やかなムードでその場を後にしました。
帰りは上り坂。道端を見るときれいな草の中に小さな花がそこかしこに咲いていて(持っていく時には気にもしませんでした)、昔よくこういった草花でよく遊んだな〜、一生懸命名前をしらべたっけ、などと幼稚園や小学校のころの思い出にひたりながらてくてく。汗がじわっと出てきましたが、意外と帰りのほうが短く感じました。
ちょっとした遠足(近足?)。全部で30分もかかっていませんが、不健康な生活を送っている自分にとっては気持ちのいい「重労働」でした。素敵な対応をしてくださったおっちゃん達のおかげですね。