白衣のお話
2010年09月08日
炎の車
2010年09月06日
確か木曜日の午後のことです。今日の夕飯どうしよう、なんて考えながら名神高速をぷーっと走っていたら何となく走っている車が次々と減速し始めたのです。そのずっと先のほうになにやら煙がうっすらと見えます。何だろう、と徐々に近づくと路肩に止めてある車から出ているようなのです。
あらあら、故障かぁ、暑いのに大変・・・と思いきやなんと車から炎が出ているのです。軽トラックの後ろの荷台付近です。みんなゆっくりじろじろと横を見ながら通っているのですが、私はドラマや映画の爆発シーンが脳裏によみがえりドキドキドキドキ。手前までゆっくり減速し、「きゃーーっ!」とばかりに思い切り加速して通り抜けました。
少し気持ちが落ち着いた頃、また車がゆっくりし始めました。自動車教習所の車が走っています。ちらりと見るとちょっとおじさんに片足突っ込んだくらいの男性が必死にハンドルにしがみつきながら運転していました。高速道路の教習であんな炎の上がった車の横を車線変更して通ったなんて、とても怖かったでしょうね。昔、教習を受けていた時に道路の横を人が歩いていたら「人注意!」というように言われていましたが、ある人は緊張のあまり「い、犬注意っ!」と叫んだとかいう逸話を聞いたことがあります。あのおじさんも「車注意!ほ、炎注意!」とハンドルにがぶり寄りで必死に車線変更をしたのでしょうね。・・・きっと横に座っている教官もこわかっただろうなぁ。
車の免許を持っている方。教習を受けている時の思い出って結構残っていませんか? 私は怖い思い出はないのですが、教習で初めて遠方へ出かけた時(沖縄で免許を取りました)、恩納村のコバルトブルーの海がすっと見えた時には感動のあまりに「うわぁ・・・!」と声を出してしまった時のことを思い出しました。懐かしい!
運転しながらそのことを思い出し、思わずちょっぴり速度を落として安全運転、丁寧に運転しながら残りの道を帰りました。
何事も、たまには初心にかえらなくちゃ・・・ね。
炎の車には動揺してしまいましたが、教習車のおかげで頭の中はコバルトブルーでいっぱいになりました。
あらあら、故障かぁ、暑いのに大変・・・と思いきやなんと車から炎が出ているのです。軽トラックの後ろの荷台付近です。みんなゆっくりじろじろと横を見ながら通っているのですが、私はドラマや映画の爆発シーンが脳裏によみがえりドキドキドキドキ。手前までゆっくり減速し、「きゃーーっ!」とばかりに思い切り加速して通り抜けました。
少し気持ちが落ち着いた頃、また車がゆっくりし始めました。自動車教習所の車が走っています。ちらりと見るとちょっとおじさんに片足突っ込んだくらいの男性が必死にハンドルにしがみつきながら運転していました。高速道路の教習であんな炎の上がった車の横を車線変更して通ったなんて、とても怖かったでしょうね。昔、教習を受けていた時に道路の横を人が歩いていたら「人注意!」というように言われていましたが、ある人は緊張のあまり「い、犬注意っ!」と叫んだとかいう逸話を聞いたことがあります。あのおじさんも「車注意!ほ、炎注意!」とハンドルにがぶり寄りで必死に車線変更をしたのでしょうね。・・・きっと横に座っている教官もこわかっただろうなぁ。
車の免許を持っている方。教習を受けている時の思い出って結構残っていませんか? 私は怖い思い出はないのですが、教習で初めて遠方へ出かけた時(沖縄で免許を取りました)、恩納村のコバルトブルーの海がすっと見えた時には感動のあまりに「うわぁ・・・!」と声を出してしまった時のことを思い出しました。懐かしい!
運転しながらそのことを思い出し、思わずちょっぴり速度を落として安全運転、丁寧に運転しながら残りの道を帰りました。
何事も、たまには初心にかえらなくちゃ・・・ね。
炎の車には動揺してしまいましたが、教習車のおかげで頭の中はコバルトブルーでいっぱいになりました。
避暑に行ってきました。
2010年09月05日
土曜日の夕方、弟の家族とともに京都の貴船にご飯を食べに行きました。年に1回の恒例です。いつもは河原町あたりで床を楽しむのですが、今回は「川床」、しかも通常は懐石料理なのでしょうが、今回はお鍋もの。
39度を記録した京都も、さすがに貴船までいくとひんやりでした。比較的勢いのある川の上でマイナスイオンを浴びまくり。お鍋がちょうどいい感じで堪能しました。行くのに2時間、現地で2時間、帰るのに2時間。電車を乗り継いでかなり疲れましたがたまにはこんなのもいいですね。途中、紅葉のトンネルがあり、初夏は緑のトンネル、秋は赤のトンネルになるとか。今回は深緑のトンネルとでもいいましょうか。紅葉は初夏にいつも楽しむことにしていますので、来年の5−6月あたりは貴船に行きましょうか。
日曜日は久しぶりに朝寝坊しました。いつも休みとは言えプラス1時間ほどでどうしても目が覚めるのですが、今回はプラス2時間。意外と体力がなくなっているのでしょうか。でも久しぶりにぐっすり眠れた感触がありまひた。私は普段1室にこもっての仕事ですので、休みの日は少し身体を動かすことをしたほうがよさそうですね。
まだまだ暑い日が続くとか。朝晩はほんのり涼しくなってきているとはいえ、だからこそ油断は禁物ですね。夏の疲れがそろそろ出てくる頃です。
どうぞみなさんも体調を崩さないように。
39度を記録した京都も、さすがに貴船までいくとひんやりでした。比較的勢いのある川の上でマイナスイオンを浴びまくり。お鍋がちょうどいい感じで堪能しました。行くのに2時間、現地で2時間、帰るのに2時間。電車を乗り継いでかなり疲れましたがたまにはこんなのもいいですね。途中、紅葉のトンネルがあり、初夏は緑のトンネル、秋は赤のトンネルになるとか。今回は深緑のトンネルとでもいいましょうか。紅葉は初夏にいつも楽しむことにしていますので、来年の5−6月あたりは貴船に行きましょうか。
日曜日は久しぶりに朝寝坊しました。いつも休みとは言えプラス1時間ほどでどうしても目が覚めるのですが、今回はプラス2時間。意外と体力がなくなっているのでしょうか。でも久しぶりにぐっすり眠れた感触がありまひた。私は普段1室にこもっての仕事ですので、休みの日は少し身体を動かすことをしたほうがよさそうですね。
まだまだ暑い日が続くとか。朝晩はほんのり涼しくなってきているとはいえ、だからこそ油断は禁物ですね。夏の疲れがそろそろ出てくる頃です。
どうぞみなさんも体調を崩さないように。
パニックぱにっく大パニック!
2010年09月03日
昨日のことです。いつかはやってくると思っていたものの本当にパニクってしまいました。
木曜日の外来の途中、スタッフが青ざめた顔で訴えてきました。処方箋を出すプリンターのトナーがなくなったのですが、在庫のトナーが規格違いで入らないんです、と。
ちょっぴり前、他のクリニックでいきなりプリンターが故障してしまい外来が大パニックに陥ったという話を聞いていました。明日は我が身と背筋が寒くなり、慌てて電子カルテの担当の方へ「そんな時どうすればいいの?」と聴いていたのです。ふふふ、対応策は知っているぜ。役に立つ時がやってきたゾ!
クリニックには処方箋を出す小さなプリンターと、コピーやファックスも出来る大きな複合機があります。小さなプリンタが壊れた時はなんとかその大きな複合機につなげるしかないのですが、なんと電子カルテの担当の方はそんなトラブルに対応するためにクリニックを始めた時にその複合機のドライバを電子カルテの方へちゃんと入れていてくださっていたのです。私の不安の訴えのために、後日その複合機と電子カルテをつなげるコードも準備してくださり、設定変更の方法とコードをつなげる場所を教えてくれました。
そうなんです。設定は完璧!危機管理完璧!だったのです。で、今回は自身満々で「はいは〜い」という感じで設定を小さなプリンターから大きな複合機に代え、さて、コードをつなげたら完ぺ・・・あれ?どのコードだったっけ? 複合機につながっているコードはなんだか全て何かにつながっているようで、フリーなコードが全然ありません。あれれ?どれとどれをつなげるんだったっけ??
そこからは私も大パニックでした。担当者へ連絡するも通じず、全国版のサポートセンターへ電話して「大至急対応お願いします!患者さんが・・・10人くらい待っていらっしゃるんですっ(本当は5人くらい)!」 至急担当者へ連絡を入れます、と言われたものの、待てど暮らせど連絡がありません。しびれを切らして今度は担当者が属する会社へ直接電話し、事情を説明し「とにかく困っているんです!もう・・・20名くらい待っていらっしゃるんです(本当は6人くらいでしたが)!」
看護師さんが機転を利かし、処方箋の内容をメモって最寄りの薬局へ走ってくれました。事情を説明して薬を先に準備しておいてもらおうと。その直後くらいに担当者から連絡が入りました。どのコードをどこにつなげればいいのかわかんないっ!と叫ぶと「コードは複合機につけていましたよね。それを電子カルテのUSBポートに・・・」電話をかけながら複合機を触り、その時点でふっと分かったのです。ある一本の白いコード、他のコードと一緒に絡まっていてさも別のところへつながっているように見えたのです。あ・・・と思ってちょいと引っ張ると「げげ、このコードだっ!思い出したっ!」
で、すぐプリント出来たのです。あっさりと。プ〜〜〜っと。
「ご・・・ごめんなさいっ!」と担当者には電話で謝り、その後落ち着いた段階でメールでも平謝りです。その後次々と電子カルテやさんの関係者の方からも「大丈夫ですか?解決しましたか?」と電話をいただき、看護師さんが謝ってくれました。延々と文句も言わずに待っていてくださった患者さん達にも本当に頭が上がりません。薬局さんにも深々感謝です。
結局。トナーを入れる場所を間違えていただけで、規格はあっていました。偶然その日のスタッフが初めてのトナー交換で分からなかったのです。そしてなにより、初めての状況に私自身が対応方法をど忘れしてしまったのが最大の原因でした。
お待たせした方々には本当に申し訳なかったと思います。そして・・・自分で実際にやらないと分からない、ということが露出してしまった一事件でした。折角前もって対応策を聞いていたのに!
あとで担当者が「良かったですね、前もって設定を確認しておいて。」と慰めてくれました。
そうよね、設定は完璧だったのよね。設定は・・・あぁ、がっかり!爪が甘かった!
頭で理解するだけではだめなのですね。実際に自分で確認しないと。
本当に、本当に疲れた数10分でした。
でも、その場にいらっしゃったこども達とご家族の方。本当に本当に申し訳ありませんでした。皆様の深く広い気持ちに心から本気で「礼っ!」です。
「本当に申し訳ありませんでした!」・・・あぁ。。。
木曜日の外来の途中、スタッフが青ざめた顔で訴えてきました。処方箋を出すプリンターのトナーがなくなったのですが、在庫のトナーが規格違いで入らないんです、と。
ちょっぴり前、他のクリニックでいきなりプリンターが故障してしまい外来が大パニックに陥ったという話を聞いていました。明日は我が身と背筋が寒くなり、慌てて電子カルテの担当の方へ「そんな時どうすればいいの?」と聴いていたのです。ふふふ、対応策は知っているぜ。役に立つ時がやってきたゾ!
クリニックには処方箋を出す小さなプリンターと、コピーやファックスも出来る大きな複合機があります。小さなプリンタが壊れた時はなんとかその大きな複合機につなげるしかないのですが、なんと電子カルテの担当の方はそんなトラブルに対応するためにクリニックを始めた時にその複合機のドライバを電子カルテの方へちゃんと入れていてくださっていたのです。私の不安の訴えのために、後日その複合機と電子カルテをつなげるコードも準備してくださり、設定変更の方法とコードをつなげる場所を教えてくれました。
そうなんです。設定は完璧!危機管理完璧!だったのです。で、今回は自身満々で「はいは〜い」という感じで設定を小さなプリンターから大きな複合機に代え、さて、コードをつなげたら完ぺ・・・あれ?どのコードだったっけ? 複合機につながっているコードはなんだか全て何かにつながっているようで、フリーなコードが全然ありません。あれれ?どれとどれをつなげるんだったっけ??
そこからは私も大パニックでした。担当者へ連絡するも通じず、全国版のサポートセンターへ電話して「大至急対応お願いします!患者さんが・・・10人くらい待っていらっしゃるんですっ(本当は5人くらい)!」 至急担当者へ連絡を入れます、と言われたものの、待てど暮らせど連絡がありません。しびれを切らして今度は担当者が属する会社へ直接電話し、事情を説明し「とにかく困っているんです!もう・・・20名くらい待っていらっしゃるんです(本当は6人くらいでしたが)!」
看護師さんが機転を利かし、処方箋の内容をメモって最寄りの薬局へ走ってくれました。事情を説明して薬を先に準備しておいてもらおうと。その直後くらいに担当者から連絡が入りました。どのコードをどこにつなげればいいのかわかんないっ!と叫ぶと「コードは複合機につけていましたよね。それを電子カルテのUSBポートに・・・」電話をかけながら複合機を触り、その時点でふっと分かったのです。ある一本の白いコード、他のコードと一緒に絡まっていてさも別のところへつながっているように見えたのです。あ・・・と思ってちょいと引っ張ると「げげ、このコードだっ!思い出したっ!」
で、すぐプリント出来たのです。あっさりと。プ〜〜〜っと。
「ご・・・ごめんなさいっ!」と担当者には電話で謝り、その後落ち着いた段階でメールでも平謝りです。その後次々と電子カルテやさんの関係者の方からも「大丈夫ですか?解決しましたか?」と電話をいただき、看護師さんが謝ってくれました。延々と文句も言わずに待っていてくださった患者さん達にも本当に頭が上がりません。薬局さんにも深々感謝です。
結局。トナーを入れる場所を間違えていただけで、規格はあっていました。偶然その日のスタッフが初めてのトナー交換で分からなかったのです。そしてなにより、初めての状況に私自身が対応方法をど忘れしてしまったのが最大の原因でした。
お待たせした方々には本当に申し訳なかったと思います。そして・・・自分で実際にやらないと分からない、ということが露出してしまった一事件でした。折角前もって対応策を聞いていたのに!
あとで担当者が「良かったですね、前もって設定を確認しておいて。」と慰めてくれました。
そうよね、設定は完璧だったのよね。設定は・・・あぁ、がっかり!爪が甘かった!
頭で理解するだけではだめなのですね。実際に自分で確認しないと。
本当に、本当に疲れた数10分でした。
でも、その場にいらっしゃったこども達とご家族の方。本当に本当に申し訳ありませんでした。皆様の深く広い気持ちに心から本気で「礼っ!」です。
「本当に申し訳ありませんでした!」・・・あぁ。。。
小さな幸せ
2010年09月02日
楽しみにしていた学会がおもしろくなかったので少しイライラしていたのかもしれません。今週は気持ちが散漫になり短気になり集中力もなくなり。言葉使いや態度も多少荒いところがあったかも。いかんなー、いかんなー、と毎晩反省を繰り返す日々でした。
そんな中。昨日は愛息子が一日中むしゃむしゃ食べている牧草を朝入れるのを忘れていたようで(朝ご飯はあげましたがいつも数時間でからっぽです)21時頃帰宅してびっくり!もう少しで命の危険にさらすところでした。半泣きどころか大泣きで謝って大慌てで早めのご飯をあげました。さらに今朝は・・・「げ、朝食べるご飯を炊くのを忘れてたっ!」
もう最悪!です。
でも、今日はやっと小さな幸せを感じられるようになったのです。
一つは、実は昨日見つけたもの。自宅のあるマンションの入り口の管理員室の窓辺に小さなクマのぬいぐるみが置かれていたのです。本当に最近からのようです。管理員さんはとても素敵な方ですが、正直おじさんとおじいちゃんの間位の方で、ぬいぐるみはおよそ似合いません。横に解説が書かれていて、どうも管理員の会社の方針で置くようになったそうです。そのクマさんは小さなメッセージボードを持っていて「いってらっしゃい。おかえりなさい。」と書かれているのです。管理員がいなくなったら窓辺に置くらしいです。なるほど。昨夜は「ふぅん」で終わってしまいましたが、今日またそのクマさんを見てほっと幸せになりました。素敵なアイデアですよね。
もう一つ。クリニックの近くにおいしいパン屋さんがあるのですが、ある店員さんがいつも無表情なのが気になっていたのです。パンはすこぶるおいしいのに。ところが今日、パンを買う時に「あのぅ、コーヒーも持ち帰りできるのでしょうか?」と聞くと「えぇ、出来ますよ。」とにこっ。あ、笑った! なんだかその瞬間でほんのり幸せになりました。
そしてもう一つ。ある女の子。いつもなかなか声を出してくれなかったのに、今日は久しぶりに小声でしたがお話をしてくれました。本当に本当にうれしい!・・・思えば、この瞬間にふわーっと気持ちのもやが晴れたのかもしれませんね。小さな幸せって、気持ちが曇っていたら全く気づかないと思います。クマさんの人形にも心が動かず、きっとパン屋さんでみた笑顔にも気づかなかったでしょう。
自分で勝手に心にもやを作って悶々としていたことに何より反省です。
さぁて、気を取り直していろいろがんばっていこっと!!
まずは・・・朝ご飯とお弁当用のご飯を炊かなくちゃ。
そんな中。昨日は愛息子が一日中むしゃむしゃ食べている牧草を朝入れるのを忘れていたようで(朝ご飯はあげましたがいつも数時間でからっぽです)21時頃帰宅してびっくり!もう少しで命の危険にさらすところでした。半泣きどころか大泣きで謝って大慌てで早めのご飯をあげました。さらに今朝は・・・「げ、朝食べるご飯を炊くのを忘れてたっ!」
もう最悪!です。
でも、今日はやっと小さな幸せを感じられるようになったのです。
一つは、実は昨日見つけたもの。自宅のあるマンションの入り口の管理員室の窓辺に小さなクマのぬいぐるみが置かれていたのです。本当に最近からのようです。管理員さんはとても素敵な方ですが、正直おじさんとおじいちゃんの間位の方で、ぬいぐるみはおよそ似合いません。横に解説が書かれていて、どうも管理員の会社の方針で置くようになったそうです。そのクマさんは小さなメッセージボードを持っていて「いってらっしゃい。おかえりなさい。」と書かれているのです。管理員がいなくなったら窓辺に置くらしいです。なるほど。昨夜は「ふぅん」で終わってしまいましたが、今日またそのクマさんを見てほっと幸せになりました。素敵なアイデアですよね。
もう一つ。クリニックの近くにおいしいパン屋さんがあるのですが、ある店員さんがいつも無表情なのが気になっていたのです。パンはすこぶるおいしいのに。ところが今日、パンを買う時に「あのぅ、コーヒーも持ち帰りできるのでしょうか?」と聞くと「えぇ、出来ますよ。」とにこっ。あ、笑った! なんだかその瞬間でほんのり幸せになりました。
そしてもう一つ。ある女の子。いつもなかなか声を出してくれなかったのに、今日は久しぶりに小声でしたがお話をしてくれました。本当に本当にうれしい!・・・思えば、この瞬間にふわーっと気持ちのもやが晴れたのかもしれませんね。小さな幸せって、気持ちが曇っていたら全く気づかないと思います。クマさんの人形にも心が動かず、きっとパン屋さんでみた笑顔にも気づかなかったでしょう。
自分で勝手に心にもやを作って悶々としていたことに何より反省です。
さぁて、気を取り直していろいろがんばっていこっと!!
まずは・・・朝ご飯とお弁当用のご飯を炊かなくちゃ。

(医)こどもクリニック北
理事長 北 知子
〒565-0862
吹田市津雲台1-1-4
リーザス南千里2階
TEL:06-6836-0896
FAX:06-6836-0898

時々「この子は白衣が嫌いで必ず泣くんです・・・」と申し訳なさそうにおっしゃるお母さんがいらっしゃいます。確かに、診察室へ入ったら「あらあら、本当だ。」大きな声で元気に泣いています。白衣が嫌いというか、聴診が嫌いだったり、お口をあーんとするのが嫌いだったりなのですが、その辺を、白衣を見ることで思い出してしまうのでしょうね。予防接種をしたら診察数回は泣かれてしまうこともありますし。記憶力いいなぁ。
でも、だからこそ私は白衣を着ています。下は黒のジーンズと決めていますので(開業してからですが)、まぁ、半分だけ白衣、です。チュニックっていうらしいですヨこの上着は。一応、白衣嫌いを克服してもらえるようにと願いを込めて白衣にこだわっています。聴診器もごしごしこすってほんのりあたため、お口あ〜んも少し大きい子どもの場合は少しコツを教えて、出来たらたっぷりほめてあげて。何度かお顔を見せてもらいながら「白衣を着ている人でも怖くないこともあるんだ」、そう思ってもらえたらという願いを込めています。強い子になってほしいですもん。
最近は白衣と言いながらピンクやレモンイエロー、ブルーにペパーミントグリーン、パープルなんてものもあります。看護師さんや事務さんはピンクを選んでくれています。でも私は頑固に白!です。昔から白!です。その分少し形にはこだわっています。昔はワンピースを着ていましたが、結構種類が多いんですよね。選ぶのはとても楽しかったです。スタンダードな白衣を支給してくれる病院も多かったのですが、あえて自分で購入していました。だって、ほぼ一日中着る服ですもの。少しぐらいこだわったっていいじゃん!という気持ちです(ほんの小さな反抗心もありましたけど)。
そう、そしてほとんど半袖ですね。袖口が不潔になりやすい、という感染予防の意味もあるのですが、半袖でも快適に感じる環境温度だったら診察のために服を脱いでもらっても大丈夫かな、という目安にもなるからです。とても寒い時には上から羽織る長袖の白衣も着ていましたが、いつも袖をまくっていました。
もうすぐ10月、クリニックも3年目に入ります。スタッフも私も1着ずつ新しい白衣を購入することにしています。さぁて、今度はどんな形にしようかな。カタログが手元に届くのがとても楽しみです。