ごあいさつ
2010年10月22日
耳学問のありがたさ
2010年10月20日
小児科医にとって・・・嫌なシーズンになってきました。といってもまだ始まったばかりかもしれませんが、この数日でゼーゼー軍団が押し寄せています。どの子もこの子もぜーぜーぜーぜー。聴診器を当てたとたんに「しんどかったでしょ!よくがんばったね!」と思わず声をかけてしまいます。ご家族も眠れないこども達をだっこしながら不安な夜だったかのではないでしょうか。
薬や吸入に反応のいいこども達も多いですが、午後もう一回来てね、明日もう一回来てね、と、言わざるを得ないようなしんどいこどももこれまた多くて。でも、みんな肩を動かしながら全身でゼーゼー言いながら意外と元気なのがまた悩みの種です。にこにこ笑ったりおしゃべりをしたり聴診器にぶら下げているアンパンマンを触って遊んだり。食欲は大丈夫、ご機嫌も悪くない。うー・・・どうしたもんだか。なんとかがんばって乗り越えて欲しいものです。本当に・・・お願いだから・・・!
いろんな病気に対面していて、まだまだひよっこ開業医としては学ぶことがたくさんです。こども達に教えてもらうのが一番大きな勉強ですが、教科書を何度も読み直したり、学会や研究会に顔を出したり、別の先生に伺ったりすることも本当に多いです。その中で、ここのところ、ご両親から他の科、特に皮膚科や耳鼻科へ受診したと聞くと、「参考までにどんなお薬をもらいました?」としつこく聞いています。まさに「耳学問」。でも、どのような説明をうけたのか、どのような薬をどのように使うように聞いているのか。それを聞くのって本当に勉強になるのです。
なんだかスパイ情報を入手!みたい? でもとてもありがたい情報なのです。もちろんそれを鵜呑みにすることはなく、その情報を元に、それがきちんとした経験に基づいたものかどうかちょいと調べたりして自分で判断するようにはしていますけど・・・。
クリニックへ来られた時にはどんどんおしゃべりしていただきたいですね。忙しい時にはゆっくり伺うことが難しくて私としても残念なのですが、お母さんと受診内容と全く別のことをおしゃべりすることも私はとっても勉強になっているんです。実は。
是非是非いろいろ、教えてくださいな!
薬や吸入に反応のいいこども達も多いですが、午後もう一回来てね、明日もう一回来てね、と、言わざるを得ないようなしんどいこどももこれまた多くて。でも、みんな肩を動かしながら全身でゼーゼー言いながら意外と元気なのがまた悩みの種です。にこにこ笑ったりおしゃべりをしたり聴診器にぶら下げているアンパンマンを触って遊んだり。食欲は大丈夫、ご機嫌も悪くない。うー・・・どうしたもんだか。なんとかがんばって乗り越えて欲しいものです。本当に・・・お願いだから・・・!
いろんな病気に対面していて、まだまだひよっこ開業医としては学ぶことがたくさんです。こども達に教えてもらうのが一番大きな勉強ですが、教科書を何度も読み直したり、学会や研究会に顔を出したり、別の先生に伺ったりすることも本当に多いです。その中で、ここのところ、ご両親から他の科、特に皮膚科や耳鼻科へ受診したと聞くと、「参考までにどんなお薬をもらいました?」としつこく聞いています。まさに「耳学問」。でも、どのような説明をうけたのか、どのような薬をどのように使うように聞いているのか。それを聞くのって本当に勉強になるのです。
なんだかスパイ情報を入手!みたい? でもとてもありがたい情報なのです。もちろんそれを鵜呑みにすることはなく、その情報を元に、それがきちんとした経験に基づいたものかどうかちょいと調べたりして自分で判断するようにはしていますけど・・・。
クリニックへ来られた時にはどんどんおしゃべりしていただきたいですね。忙しい時にはゆっくり伺うことが難しくて私としても残念なのですが、お母さんと受診内容と全く別のことをおしゃべりすることも私はとっても勉強になっているんです。実は。
是非是非いろいろ、教えてくださいな!
覚えられない言葉
2010年10月18日
月曜日からしょうもない話で恐縮なのですが。。。
どうしても覚えられないことって、みなさんありませんか?
しつこくしつこく、繰り返し繰り返し、口に出したり書き殴ったり。それでもどうしても頭にすり込まれないことが私には時々・・・結構?・・・頻繁に・・・? それは言い過ぎですが、それでもゼロではありません。簡単な言葉なのですが、なぜか頭にすり込まれないのです。不思議です。
昨日、まさにその単語に出くわしてしまったのです。昨日の島根県ツアーの中でのことです。
「蒜山高原」
もちろん、漢字は書けません(威張ることではない?)。漢字を覚える気持ちにもなりません。でも、その漢字を見て「○○高原」ってサラリと読みたいのです。いつもパソコンや携帯を相手にしていると、そういう言葉って、多いですよね。読めるけど・・・書けない言葉。
この名称、なぜかどうしても読み仮名が頭に入ってこないのです。これは「ひるぜんこうげん」と読みます。この高原の牧場出身の牛乳とかチーズとかヨーグルトとか、コンビニやスーパーで見かけたことがみなさんあるのではないでしょうか。だからきっと皆さんご存じのはずです。でも、この「ひるぜん」っていう読み方がどうしてもどうしても、どうしても! 頭に入らないのです。
昨日のドライブ中、行き帰りにそのそばを通りました。行きの時には蒜山高原のサービスエリアにも立ち寄りました。売店の中でも何度もその名を見ましたし、そこへ立ち寄る前にも何度もその名前を口にしました。帰り道でもそうです。それなのに、あぁそれなのに、漢字の雰囲気は頭に浮かぶのですが、読み仮名が出てこないのです。昨日1日で何度夫に聞き直したでしょうか。ボケが始まったと不安がらせたかもしれません。あぁでもどうぞご心配なく。とりあえずこの言葉だけですから。もう最後のほうでは夫も自分も大笑いです。どうして頭に入ってこないんだろう。牛乳やチーズが苦手だから?・・・まさかね。でも、駄目なのです。今こうやって書いていてもとても「一生懸命頭の上に記憶を乗せている」感覚です。ちょっと動くと知識が落っこちてしまいそう。。。
言い間違えとか、思い込みとか、きっと誰しも1つはあるはずです。
私だけではないと思いつつ、ちょっぴり仲間が欲しくて、恥を忍んでの告白でした。
どうしても覚えられないことって、みなさんありませんか?
しつこくしつこく、繰り返し繰り返し、口に出したり書き殴ったり。それでもどうしても頭にすり込まれないことが私には時々・・・結構?・・・頻繁に・・・? それは言い過ぎですが、それでもゼロではありません。簡単な言葉なのですが、なぜか頭にすり込まれないのです。不思議です。
昨日、まさにその単語に出くわしてしまったのです。昨日の島根県ツアーの中でのことです。
「蒜山高原」
もちろん、漢字は書けません(威張ることではない?)。漢字を覚える気持ちにもなりません。でも、その漢字を見て「○○高原」ってサラリと読みたいのです。いつもパソコンや携帯を相手にしていると、そういう言葉って、多いですよね。読めるけど・・・書けない言葉。
この名称、なぜかどうしても読み仮名が頭に入ってこないのです。これは「ひるぜんこうげん」と読みます。この高原の牧場出身の牛乳とかチーズとかヨーグルトとか、コンビニやスーパーで見かけたことがみなさんあるのではないでしょうか。だからきっと皆さんご存じのはずです。でも、この「ひるぜん」っていう読み方がどうしてもどうしても、どうしても! 頭に入らないのです。
昨日のドライブ中、行き帰りにそのそばを通りました。行きの時には蒜山高原のサービスエリアにも立ち寄りました。売店の中でも何度もその名を見ましたし、そこへ立ち寄る前にも何度もその名前を口にしました。帰り道でもそうです。それなのに、あぁそれなのに、漢字の雰囲気は頭に浮かぶのですが、読み仮名が出てこないのです。昨日1日で何度夫に聞き直したでしょうか。ボケが始まったと不安がらせたかもしれません。あぁでもどうぞご心配なく。とりあえずこの言葉だけですから。もう最後のほうでは夫も自分も大笑いです。どうして頭に入ってこないんだろう。牛乳やチーズが苦手だから?・・・まさかね。でも、駄目なのです。今こうやって書いていてもとても「一生懸命頭の上に記憶を乗せている」感覚です。ちょっと動くと知識が落っこちてしまいそう。。。
言い間違えとか、思い込みとか、きっと誰しも1つはあるはずです。
私だけではないと思いつつ、ちょっぴり仲間が欲しくて、恥を忍んでの告白でした。
神無月・神在月
2010年10月17日
突然土曜日に思いつき、今日は早起きして島根県へミニドライブしてきました。目的は「足立美術館」「出雲大社」「島根県立美術館」の3か所。土曜日にたまたま見ていた雑誌に出雲大社が出ていて「一度は行ってみたいよね」なんて話していたところ夫が「10月って神無月って言うけど、出雲では神在月っていうんだよ」とウンチクを披露。へぇ?とのことであわてて企画したのです。
みなさんご存知だったらごめんなさい。神無月(かんなづき)って、そこらじゅうの神様が出雲大社へ全国から集まっていろいろ人々の運命を協議して決めるから「神様がいなくなる月:神無月」、出雲大社はその反対に神様が集まる月だから「神様が集結する月:神在月(かみありづき)」と言うそうですね。とすると、当然出雲大社では10月はイベントが目白押しなはず。期待大です。ところが! ちょっと調べてみると「旧暦で10月」なんですと。つまりほとんどが今の暦の11月に行われるんですと。なぁんだがっかり。
でも、思い立ったが吉日です。いつもより30分程早起きして出発!とても天気が落ち着いていて気持ちよく、それぞれの場所でのんびりゆっくり観光出来ました。一応正直に言うと・・・出雲大社はあちこち工事中だし肝心の本殿は全く見えず、およそ世間でいう「パワースポット」的な感覚は感じず。足立美術館は10月下旬に新館オープンとのことで新しい建物の中には入れず。島根県立美術館でも併設のレストランで食事しようと思っていたら結婚式の2次会かなにかで閉鎖。・・・本当に「思い立ったが吉日」だったのかちょっぴり複雑な気持ちにはなったものの、出会った人達、美術館の売店で気持ちよく対応してくれたお姉さんや立ち寄ったおそばやさんの笑顔で心のこもった声を掛けてくれたおばちゃん、出雲大社で愛情こもった誘導をしてくれた工事のおじちゃん、出雲大社の出入り口でふと振り返ってかるく大社へ向かって会釈をして去って行ったお兄ちゃん・・・みなさんとても素敵でした。
帰り道も大渋滞に巻き込まれてしまい、帰ったらぐったり。でも、気持ちはとてもさわやかでした。
あしたからの1週間、がんばれそうです。
みなさんご存知だったらごめんなさい。神無月(かんなづき)って、そこらじゅうの神様が出雲大社へ全国から集まっていろいろ人々の運命を協議して決めるから「神様がいなくなる月:神無月」、出雲大社はその反対に神様が集まる月だから「神様が集結する月:神在月(かみありづき)」と言うそうですね。とすると、当然出雲大社では10月はイベントが目白押しなはず。期待大です。ところが! ちょっと調べてみると「旧暦で10月」なんですと。つまりほとんどが今の暦の11月に行われるんですと。なぁんだがっかり。
でも、思い立ったが吉日です。いつもより30分程早起きして出発!とても天気が落ち着いていて気持ちよく、それぞれの場所でのんびりゆっくり観光出来ました。一応正直に言うと・・・出雲大社はあちこち工事中だし肝心の本殿は全く見えず、およそ世間でいう「パワースポット」的な感覚は感じず。足立美術館は10月下旬に新館オープンとのことで新しい建物の中には入れず。島根県立美術館でも併設のレストランで食事しようと思っていたら結婚式の2次会かなにかで閉鎖。・・・本当に「思い立ったが吉日」だったのかちょっぴり複雑な気持ちにはなったものの、出会った人達、美術館の売店で気持ちよく対応してくれたお姉さんや立ち寄ったおそばやさんの笑顔で心のこもった声を掛けてくれたおばちゃん、出雲大社で愛情こもった誘導をしてくれた工事のおじちゃん、出雲大社の出入り口でふと振り返ってかるく大社へ向かって会釈をして去って行ったお兄ちゃん・・・みなさんとても素敵でした。
帰り道も大渋滞に巻き込まれてしまい、帰ったらぐったり。でも、気持ちはとてもさわやかでした。
あしたからの1週間、がんばれそうです。
こども達のお洋服
2010年10月16日
気持ちのいい季候になりましたね。極端な冷えや暑さが少なくなり、洋服もやっと「秋モード」になりつつあります。
最近、子供達の洋服や靴がちょっぴり気になっています。とってもかわいらしいお洋服を着たりとってもカラフルなお靴を履いてくるおしゃれなこども達が多く、・・・こどもの笑顔にぴったりなのがまたいいんですよねぇ。先日もあまりにもキュートな服が気になって思わずお母さんにそれをお伝えしたら、帽子もおそろいであるとかで、リクエストしたら今日早速かぶせてきてくれました。本当に本当によく似合っていて、めちゃくちゃかわいらしかったです。デザインのアイデアがまたいいんですよね。こども服のデザイナーも、楽しいでしょうね〜。
ちょっぴり話は変わりますが、小さな小さな赤ちゃんのお洋服、意外と厚着をしていてちょっぴり心配してしまうことがあります。親御さんが思うよりもう少し薄着にしても大丈夫じゃないかなぁ、と思うことが意外と多いんです。
そう、今はまだそうでもないですが、冬になると十二単のように着込んでいる赤ちゃんをよく見かけます。「じゃぁ、もしもししましょうね〜。」と声をかけてから診察しようとしてスナップボタンをプチプチ、ひもをほどいて、ひもをほどいて、またひもをほどいて、おっとまだあるぞ・・・とめちゃくちゃ時間がかかることもあるのです。しかも愛情たっぷりにお母さんがずっと赤ちゃんを胸に抱きしめてくださっているので、きっと、結構、かなり、暑いはず。・・・診察し始めて思いの外身体が熱くてびっくりすることもしばしばあります。小さな赤ちゃんのお熱はつい「げっ!重症感染か?!」と、一瞬どきどきしてしまいます。で、その1秒後くらいに「あぁ、お洋服のせいかな?」と思い直すことがほとんどなのです。
最近の洋服、特に冬バージョンの物は保温性がとても優れているので、結構冬場でも汗をかいてしまうこともあります。確かに赤ちゃんは皮下脂肪は少ないですし、環境温度に結構左右されます。でも、それにしても・・・もこもこ。お部屋の気密性も高いし、車の中も快適だし。バギーのカバーも透明な物になるともわっと曇っていることもあります。暑いはず。汗をかいてしまい逆に身体が冷えて風邪ひかないかな。。。
本格的な冬に突入する前に、こども達のお洋服、少し見直してみませんか? おててやあんよさんが冷え切っていなければ大丈夫です。手足がすぐに冷える赤ちゃんも、手袋や靴下で対処するだけでかなり暖かくなることも多いです。夜お布団をよく蹴飛ばすこども達も、意外と室温が高かったり、パジャマが厚手すぎているかもしれませんよ。
厚着や重ね着がもともと苦手な私が言うのもちょっと説得力がない・・・?
いえ、きっとこども達は「風の子元気な子!」ですよ!
最近、子供達の洋服や靴がちょっぴり気になっています。とってもかわいらしいお洋服を着たりとってもカラフルなお靴を履いてくるおしゃれなこども達が多く、・・・こどもの笑顔にぴったりなのがまたいいんですよねぇ。先日もあまりにもキュートな服が気になって思わずお母さんにそれをお伝えしたら、帽子もおそろいであるとかで、リクエストしたら今日早速かぶせてきてくれました。本当に本当によく似合っていて、めちゃくちゃかわいらしかったです。デザインのアイデアがまたいいんですよね。こども服のデザイナーも、楽しいでしょうね〜。
ちょっぴり話は変わりますが、小さな小さな赤ちゃんのお洋服、意外と厚着をしていてちょっぴり心配してしまうことがあります。親御さんが思うよりもう少し薄着にしても大丈夫じゃないかなぁ、と思うことが意外と多いんです。
そう、今はまだそうでもないですが、冬になると十二単のように着込んでいる赤ちゃんをよく見かけます。「じゃぁ、もしもししましょうね〜。」と声をかけてから診察しようとしてスナップボタンをプチプチ、ひもをほどいて、ひもをほどいて、またひもをほどいて、おっとまだあるぞ・・・とめちゃくちゃ時間がかかることもあるのです。しかも愛情たっぷりにお母さんがずっと赤ちゃんを胸に抱きしめてくださっているので、きっと、結構、かなり、暑いはず。・・・診察し始めて思いの外身体が熱くてびっくりすることもしばしばあります。小さな赤ちゃんのお熱はつい「げっ!重症感染か?!」と、一瞬どきどきしてしまいます。で、その1秒後くらいに「あぁ、お洋服のせいかな?」と思い直すことがほとんどなのです。
最近の洋服、特に冬バージョンの物は保温性がとても優れているので、結構冬場でも汗をかいてしまうこともあります。確かに赤ちゃんは皮下脂肪は少ないですし、環境温度に結構左右されます。でも、それにしても・・・もこもこ。お部屋の気密性も高いし、車の中も快適だし。バギーのカバーも透明な物になるともわっと曇っていることもあります。暑いはず。汗をかいてしまい逆に身体が冷えて風邪ひかないかな。。。
本格的な冬に突入する前に、こども達のお洋服、少し見直してみませんか? おててやあんよさんが冷え切っていなければ大丈夫です。手足がすぐに冷える赤ちゃんも、手袋や靴下で対処するだけでかなり暖かくなることも多いです。夜お布団をよく蹴飛ばすこども達も、意外と室温が高かったり、パジャマが厚手すぎているかもしれませんよ。
厚着や重ね着がもともと苦手な私が言うのもちょっと説得力がない・・・?
いえ、きっとこども達は「風の子元気な子!」ですよ!

(医)こどもクリニック北
理事長 北 知子
〒565-0862
吹田市津雲台1-1-4
リーザス南千里2階
TEL:06-6836-0896
FAX:06-6836-0898

木曜日は用事がない限り比較的日が高い時間帯にクリニックを後にすることが出来ます。帰り道は周りをきょろきょろ見ながら世間を感じとる、そんな「ひととき」でもあります。
で、車で信号待ちしている時にふとある人が目に入ったのです。どうやら車の販売店に働いているつなぎの作業着を着た整備士のお兄さん(おじさんかもしれませんが)です。出ていく車に向かって丁寧にお辞儀をして送り出しているようでした。よくガソリンスタンド等で「ありがとうございましたっ!」と勢いよく90度会釈をするお兄さんはいますが(最近は夜のセルフばかり行っているので見かけていませんけど・・・今でもいらっしゃいますよね)、それとは異なり、本当にこもったお時儀だったのです。見ていてすぐわかりました。しかも、送り出した車が見えなくなり、お時儀をやめて身体を起こし、そのあとまた軽く会釈をしていました。うわぁ、なんて気持ちのいい挨拶なんだろう!
そういえば、自分が車を買ったところもそうです。実を言うと、車を買ったばかりの時にすぐに故障してしまい修理に出したことがあるのです。それでなくてもかなりショックだったのに、さらに台車はない、車は自分で平日に持ってきてほしい等と無理を言われ、つい声を荒げてしまったのです。ところがその直後にそのフロントにいらっしゃったスタッフ3−4名全員が椅子から立ち上がり、こちらの言葉に耳を傾け、全員で「申し訳ありません。出来る限りの対応をいたしますので。」と丁寧に対応して下さり、・・・逆に感動してしまいました。
その後も修理や車検等で何度もお世話になっていますが、整備担当の方々も非常に紳士的な丁寧な対応です。その販売店、実は自宅から少し離れているのですが、何かあればいつも出来る限りそこへ車を持っていきます。で、帰りには必ず外まで送り出してくれ、しばらく走り始めてちらりとバックミラーを見ると、やっぱりまだ立って見送って下さっているのです。すごいなー。なんて気持ちのいい!
忙しい時にはついすぐ次の患者さんを、と焦ってしまいがちですが、外来でも今日は少し「診察終了後は診察室の扉が閉まるまでごあいさつ」ということをちょっぴり気をつけてみました。一応いつも心がけていることではあるのですが、忙しい時に逆にそれを意識をすることで、かえって気持ちのゆとりが出来て良かったように思います。
車の販売店の整備士さんに感謝、ですね。