こどもクリニック北は、阪急南千里駅から「直結デッキで徒歩2分」とかっこいい文面でいつも紹介しているのですが、残念ながら今は駅前が大きな工事に入っており、この「直結デッキ」が使えなくなっています。ちょっと迂回していただく必要があり、電話で道順の問い合わせがあった時にスタッフも「えっと、あっと・・・」とクリニックの場所を説明するのに苦労しているようです。

今日、診療は午前中だけだったのですが、ちょっと仕事があるため久しぶりに駅近くのパンやさん（おいしいんですよ、これが！）にお昼ごはんを買いに出かけました。薬局から階段をおりて、と思ったら・・・「あれ？　デッキが出来てるじゃないの！」　とりあえず半分くらい（〜5分の2くらい？）、出来たようです。

もともとその場所、デッキとマンションの間には階段が数段ありました。「おしいっ！バリアフリー成らず！」といつも悔しく思いながら上り下りしていたのですが、今日見ると、めでたく階段がなくなっていたのです。「おぉ、バリアフリーだぜっ！やったねっ！」とひとり小さくつぶやきながら新しいデッキに足を踏み出したのですが、あらら、10秒くらいでデッキが終わってしまいました。完成したのはそこまで。なぁんだ。

横に階段があったので1階に降りて、そこからパン屋さんへ行きました。１階にはもともとあった銀行が新しく移転オープンしていました。また一つ、駅前が新しくきれいになりましたね。なんだか、嬉しいです。

そういえばこのあたりの「第一期工事」は4月13日に一区切り、「第二期工事」が14日からスタートなんですって。しばらくまた大変ですが、南千里駅周辺がどんどん新しく生まれ変わってきているので、とっても楽しみです。えっと・・・第二期工事は平成28年3月完成予定だそうですよ。15階建ての大きなマンションとお店が入るようです。またにぎやかになりますね。お楽しみの前の、ちょっぴりの我慢です。

早く「直結デッキ徒歩2分」に戻りたいものですね。
新しくてきれいな、と付け加えて。

何の関係もない、小さい個人的なお話ですが。
自宅の斜め前にあった床屋さんが3月いっぱいで閉店されました。30数年間の歴史あるお店だったようです。なんとなく、ぽこっと抜けた感じで、さみしいんですよね・・・。

私は15年ほど前に今の住所に転居してきたのですが、当時そのお店は今の場所より50mほど離れたところにあり、田舎にありがちな小汚い（失礼！）感じの床屋さんだったのです。5〜7年ほど前に今の場所に移転して店内がきれいになり、ちょっぴりおしゃれな床屋さんになりました。私は行ったことがないので店員さんとは全く面識がないのですが、夫がかかりつけ（えっと・・・行きつけ？）にしており、お店がきれいになって中が少し見えるように窓ガラスが大きくなったものですから、私もなんとなくお店の前を通るとそうっと中の様子を見て「あ、お客さんがいる」とわかるとなぜか妙に安心していました。

3年ほど前、夫が「あの床屋さん、包丁研ぎもしてくれるんだって」と情報を仕入れてきました。それまで自分の包丁は自分で研いでいたのですが、正直面倒くさいし決して上手とも言えず、そりゃラッキー、とばかりに何度か夫に包丁を持って行ってもらっていました。仕事の合間に、とのことでしたので仕上がりには少し時間がかかりましたが、私にとっても大助かりでした。

それが、今年3月初旬に夫が床屋さんから帰ってきた時に「店長が引退するんだって」とさみしそうにつぶやいたのです。へー、誰がつぐんだろ、と思っていたら、なんと31日にぷつっと閉店してしまったのです。そして4月1日には早速工事が始まり、2−3日で店内があっという間に空っぽになってしまいました。「32年（だったかな？）ご愛顧いただきましたが、この度・・・」という小さな張り紙と工事道具が残るだけ。なんだか、あまりにも撤退が早くて、それだけにとてもさみしくて。

今朝家を出ると、そのお店の入口に小さな椅子やテーブル等がいくつか置かれ、「ご自由にお持ち帰りください」という張り紙が貼られていました。帰りに少しのぞいてみて、包丁研ぎの御礼の手紙でも残してこようかな、なんて思っています。

夫は本気で困っているようです。なぜか美容院は嫌らしく、理髪店を探す、と。
近所にどこかあったかなー。
私もまたへたくそな包丁研ぎを自分でしなければなりません。
なんだかさみしいなー。

ここのところ、高熱の子とゼーゼーの子が急に増えてきました。特に昨日、今日とゼーゼーさんが押し寄せてきてスタッフも私もてんてこ舞いでした。インフルエンザが下火になってきたとたんに、どうも「ヒトメタニューモウイルス」というウイルスが流行しているようです。普通の風邪と同様に特効薬がないので、お薬や吸入・吸引で対応せざるを得ないのですが、本当にやっかいな季節だと溜息が出てしまいます。

でも、小さな子たちは、診察に来られたらとびっきりの笑顔を見せてくれます。診察する前にそっと観察すると、小さなお腹がぺこぺこ動いており、肩も上がって下がって、と一生懸命努力して呼吸をしているのがわかります。そして聴診器を当てると・・・うわー、こりゃしんどいわ、夜は大変だったでしょうに！

きっと私が同じ状態だったら、笑うどころかおしゃべりも歩くことも出来ないでしょう。もちろん、こども達の運動範囲は限られていますから、まだゆとりはあるのでしょうが、それでもあの笑顔を見ると「えらいなー」と感心してしまいます。確かにおしゃべりは少ないです。食欲が落ちている子や夜ほとんど眠れていない子もいます。なのに、それでも笑顔を見せてくれるのです。忙しくて疲れていても、あの笑顔をみると本当に気持ちが奮い立ちますね。

そうそう、もう一つプレゼントがありました。
昨日、ある2歳の子どもの診察が終わった時に、お母さんが「ほら、（最後に）なんて言うの？」と子どもに挨拶を促して下さったのですが、「バイバイ」とか「あっと（ありがとう）！」かなと思ったら、笑顔で「ごくろーちゃまです」とにこやかにご挨拶してくれたのです。
ちょっと疲れてきていた時にこの一言。大笑いしながらもなんだか本当に嬉しくて涙が出そうになりました。ほめてもらっちゃった！　よし、もうちょいがんばろっ！

丈夫な私も昨日からちょっと喉を傷めているのですが（しゃべりすぎ？）、この週末も仕事が入っておりゆっくりはできません。でも、たくさんの笑顔と「ごくろーちゃま」で乗り切れると思います。
みんな、週明けには元気になってきてくださいね！

明日4月1日から消費税が5%から8%に上がります。世間ではあれを買っとけ、これは買わなくてもいい、等々、連日騒いでいるようですね。でも、逆に無駄な買い物をしそうになりませんか？　私はなんでも「備蓄は１つ」と決めているので（ウチが狭いもので・・・）いつも通り、余分な買いだめはしていません。しばらく品薄で困ることもあるかと思いますが、まぁなんとかなるでしょ。たぶん。

クリニックで扱う物品や薬剤も全部消費税がついているのですが、それも明日からの購入には8%の税金がかかります。任意接種のワクチンは、もともと消費税分を考えずに値段を設定していたのですが、「8%かぁ、う〜ん、さすがにどうしよう」と悩んで悩んで・・・結局今回はお値段すえ置きにすることにしました。ごった返しているワクチン外来で小銭が飛び交うと受付が大変になるからです。1人でも、1本でも多く受けていただくために、とりあえず今は金額をそのままにします。

ただ、いずれ10%に消費税が上がった時は、さすがに金額改定をさせていただこうと思っています。いつの日になるかわかりませんが。その時は・・・「消費税つけさせてください！」、です。

何度もブログを書きかけては数日過ぎ、書きかけては数日過ぎ・・・を繰り返していたらもう桜の季節になってしまいました。来年度はちょこちょこ更新、を心掛けてみます。

というわけで。もう桜の開花宣言なんです。気が付けば自宅近くの道にある桜もすでに5分咲きくらいになっていました。三寒四温のこの半月ほど、インフルエンザまみれで少しお疲れモードでしたので、その桜を見かけてとてもほっとしてしまいました。あぁ、春だ、やっと春がやってきた・・・！

昨日はもう一つ素敵な春を見つけました。ちょっと前から、自宅近所の大きな通りに何か施設のようなものが建築中で気になっていたのですが、久しぶりに車で前を通って思わず目を奪われました。保育園だ、うわ〜、保育園が出来てる！　

黄土色の煉瓦をポイントに、壁は桜色の2階建ての保育園！　この桜色がこれまたとっても気持ちのいい、とってもきれいな、素敵な色なのです。この色を選んだ人は偉いっ！！　さくら色が大好きな私としては、うれしくてたまりません。大きな通りに面しているのでこども達が事故に合わないようにしないとね、横の小さな公園でみんなでお弁当食べるのもいいな、この建物に似合う制服にしたいな、保育園の名前はずばり「さくら保育園」だよね、等々、関係者でもなんでもないのに勝手に夢が膨らんできました。

いい季節がやってきましたね。今年はいろいろ用事がありお花見はあきらめていたのですが、その保育園で十分お花見をした気分になりました。この4月に開園でしょうか。どんな風にあの場所の景色に保育園のこども達が溶け込んでいくのか、とっても楽しみです。


＊今調べてみたら、本当にフランス語で「さくら」を意味する名前の保育園でした！　やった、大当たり！