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更新情報・お知らせ

肺炎球菌ワクチンが新しくなります。


2013年09月09日
肺炎球菌には沢山の種類があります。こどもたちの髄膜炎の原因になる菌はある程度 種類が限られており、現在使われている肺炎球菌ワクチンは7種類(7価)にしぼって作られたワクチンです。このワクチンが定期接種されるようになってから髄膜炎はかなり減りました。しかしその後ワクチンでカバーされていない種類の菌の割合が増えてきたため、7種類プラス6種類の「13種類(13価)のワクチン」が新たに開発されたのです。この新しいワクチンは2009年に欧州で承認されてから、現在ではすでに世界120か国以上で使われています(69か国が定期接種に組み入れています)。
ワクチンの接種開始もかなり出遅れていた日本ですが、新しいワクチンもようやく平成25年11月から切り替わることになりました。発売後は13価ワクチンのみとなります。

<初回接種(3回)を受けている途中の方> 「そのまま続けましょう」
どのワクチンでも大切なのは「待つな!」ということです。新しいものが出るから、と接種を待っていると、その間にその病気にかかってしまう危険性が増えてしまいます。初回接種をすすめている方は、そのまま規定どおりに接種を続けてください。接種回数はこれまでと同じです。回数を追加する必要はありません。発売後は13価ワクチンに切り替わります。

<追加接種を予定している方> 「ちょっぴり待てます」
初回の3回接種をきちんと受けていれば、基礎免疫はしっかりありますので、1歳3か月までなら追加接種を待っても病気に対する免疫は充分維持されているそうです。このため、平成24年8月1日以降に生まれたこどもは(初回3回をきちんとうけていれば)11月まで接種を待つことが出来ます。ヒブや4種混合(または3種混合と不活化ポリオ)の追加接種は予定通りに受けてください。

<追加接種まで終了している方> 「補助的追加接種を受けましょう」
すでに7価ワクチンで追加接種まで終わっている方は「補助的追加接種」として13価ワクチンを1回受けることをお勧めします。7価ワクチンの追加接種を受けた後、2か月あけたら補助的追加接種を受けることが出来ます(6歳未満)。残念ながら日本では補助的追加接種を定期接種と認められませんでしたので、任意接種(実費負担:当クリニックでは9000円を予定しています)となります。ご負担はかかりますが、補助的追加接種を受けることでより幅広く髄膜炎を予防することができます。是非積極的にご検討下さい。

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